ハミング発音スクール 誕生秘話

6.そのつもりはないのに げっそり体重減、ついに体調崩す

そんなある時、発音を「ちょっとよくなったね」とほめられた事件(?)がありました。

それは、ある日職場で文句を言っていた時(もちろん英語で)。

怒って、必死になって文句を言っていたまさにその時、知らぬ間にお腹の底から発声していたのだろう。

ふと社長様が「あれ?英語、少しよくなったね。」と一言。

問題はやっぱり呼吸なんだ!私の直感は正しかった!でも、どう呼吸を学べばいい?どう教えればいいの?

この確信の時から「これだ!」と思う方法を見つけ出すまで、私は何年も何年も・・・かなりの時間を費やすことになるのでした。
私の発音は人前で威張ってしゃべれるほどではないまでにも、最初に比べると徐々にましになってきた。
大学でスピーチをするときは、ゆっくり正確に、お腹から声を出すように心がけるようになった。
大学で単位をとるのに必死だった一方、いつのまにか週の半分はハミングバードでレッスンを受け持つようになった。
当時はグループレッスンしかなかったのだが、「グループでは、人それぞれ違う。弱点が良くならない」、と勝手にプライベートレッスンを作る。
(周りは反感の嵐!今までのやり方をくつがえすようなことばかりするので、かなりの嫌われ者だった私。)

そして、講師の時間に空きがあれば、予約もとれる状態になり、とにかくプレイベートを中心にレッスンこなしていった。
すると、グループでかかっていた半分の時間数で、生徒さんは上手になっていたのだ。

プライベートのいい所は、その人の苦手な所ができるようになるまで色々試せること。

しかも、自分の発音もこうすればいいのか!と発見も多かった。レッスンには生徒数もかなり集まり、笑いが絶えない、楽しいレッスンだった。

幸せなひとときだった。学生という本業を忘れ、発音にどっぷりつかっていった。 
当時の私の生活。朝、9時半に出社。
ランチの時間は作らず、途中の10分休憩でヨーグルトとバナナを頬張り、次のレッスンへ突入。夜の8時、9時までレッスンをする日が続く。
レッスンにレッスンを重ね、ハミングバードの旧体制をどんどん崩していった。
社長様は、結果がでていたからか、私のやることを応援してくれていた。・・しかし、

お局様からは頻繁に文句を言われた。
自分としては気にしていないつもりだったのが、ある日、3ヶ月連続で出血状態。
病院ではストレスによるものと診断。

そういえば体重も5kg減っていた。
親しい友達からは、何度も辞めるように勧められた。

心身ともにボロボロになりつつあったにもかかわらず、今の私からこの仕事をとりあげたら、何もない!辞める気はさらさらなく、それどころか一層どっぷりはまっていったのでした。

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まゆみ
まゆみ
ハミング発音スクール代表の佐久間まゆみです。