フルタイム ママの葛藤

(17)1週間の入院。それでも娘はミルクを飲まなかった

生後1か月の娘は、体重増加不良のため入院することになった。当然、親も病院に泊まり込む。

病院では、「母乳が十分に出ていないので、どんなに泣いても母乳はやめて、ミルクで指導します」と説明された。

ところが、入院して1週間、娘は哺乳瓶を差し出しても、まったくミルクを飲まなかった。

看護師さんも先生も、「私が飲ませてみます!」と次々に挑戦してくれた。

……けれど、結果は同じ。

娘は哺乳瓶に見向きもしなかった。

通常は、親の育て方が原因で子供の体重が増えていない場合、入院して指導を受けることで改善するのだろう。

しかし、誰がどんなに頑張っても、娘は知らん顔。

結局、体重はほとんど変わらないまま、1週間で退院することになった。

その後は、毎週通院して体重の増え方を確認することになった。

自宅でも、あらゆる方法を試した。

「やった! 飲んだ!」

そう喜んだのも束の間、飲んでは吐き、飲んでは吐き……。せっかく飲んだミルクを、結局すべて吐いてしまう。

家にある哺乳瓶だけでは足りず、いろいろな種類の哺乳瓶を買った。ミルクも、さまざまな味を試した。

これなら飲んでくれるかもしれない。

そう期待して工夫を重ねたが、やはり吐いてしまう。

そのうち、娘は哺乳瓶を見ただけで、顔を真っ赤にして体を海老ぞりにし、激しく泣いて怒るようになった。

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まゆみ
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ハミング発音スクール代表の佐久間まゆみです。