長女誕生直前 2000年2月。「2000年生まれの子供は金運を運んでくれる」とテレビで騒がれていたこの年、長女も2000年に誕生した。
出産、育児により日々の忙しさは倍になったが、この子が誕生してからいろいろな運が向いてきたように感じた。
しかし、出産直前は地獄。
誕生2ヶ月前ぐらいから私の体に異変が起こった。
まず、太股に30cmぐらいの大きさの湿疹ができた。
もともとアトピー性皮膚炎だったのだが、それとは違う症状。
(個人的には入院した時の点滴薬の副作用だと思うのだが)次第に足、手、背中、お腹へと広がった。
ちょうど火傷のように、真っ赤になり、かゆくて仕方がない。
破裂しそうなお腹は、まさに火傷。健診で触られただけでも痛くて涙がでた。
しかし妊娠中は痛くても薬は飲めない。妊娠すると湿疹が起こるというが、いくつかの病院でみてもらったが、そんなひどい湿疹みたことないと驚かれた。
そして結局、原因は分からなかった。
毎日朝晩2時間、亜鉛化軟膏を塗り、包帯を巻く。湿疹がでていないのは、顔と足先のみ。
それ以外はすべて包帯でまきつけた。まさにミイラ状態だったがそれでも仕事は続け、テキスト作りを続けた。
そして、恐れていた顔に湿疹がでてきた。そしてその日、他の講師に「明日陣痛があるかもしれないから、あとお願いね。」と
。翌日、実際に陣痛が始まり入院した。
湿疹が出た1ヶ月の間、痛くて痒くて眠れない毎日が続き、睡眠時間は3,4時間ほどだったので陣痛に耐えれる体力はまったくなかった。