生徒さんがご自分のSNSで投稿してくださってました!
【英語力upにご関心のある方向けです。(やや長いです。)】
先月から、英語発音矯正のプライベートレッスンを受けてます。
私は、2年間の留学、3年間の国際機関勤務の計5年間にわたり英語環境におりましたが、最後まで苦労したのはリスニング力の乏しさ。
英語でのプレゼンは事前に準備すれば何とかなる(気がした・・)のですが、その後の質疑応答で質問をちゃんと聞き取れない事が多くいつも苦労してました。
弱点克服のため、パリでは“家出のトリッピー”が日本で一時流行ったTOMATISの本部に通うなど色々なメソッドを試したのですが、全く効果があがらず最後は諦めておりました。
少し前に、共通の知り合いの他界をきっかけに、飲み屋さんでご一緒する機会があったのが発音矯正の第一人者の佐久間さん。
私の英語の発音は典型的なジャパニーズENGLISH。
ただリスニングのほうに気をとられていたため、発音に強く問題意識を持つことがなかったのですが、“発音力の改善はリスニング力の改善に直結するんですよ”とのお話を近況報告の流れの中でたまたま伺い、俄然ムクムクと興味が湧きトライしてみることに。
発音レッスンは、30年ほど前に通った英会話学校で受講しましたが、口の形を真似るようネイティブの先生から指導されるも全く効果が上がらなかった苦い思い出が。(ただ、その発音クラスで今の家内と出会うという成果はあがりましたが(笑))
佐久間さんのレッスンはこの週末で4回目。
まだまだ基礎編でリスニング力の向上にどれだけ繋がるかはこれからですが、メソッドが科学的で素晴らしく、レッスン自体が知的好奇心をビシビシ刺激してくれます。
メソッドとして説得力があるのは、「ネイティブの口のかたちを真似するだけで正しい発音ができるわけない」という前提から始まっているところ。
的確な英語の音を身体の「楽器」を使って出すためには、発声前から発生後までの時間軸の中での口・舌等のdynamicな動きを“あるべき動き”とすることが必要となり、そのためには顔や首の筋肉を“あるべき使い方”をすることが不可欠となります。
日本語を話す人は、英語を話す人と普段使っている筋肉が全く違うため、急にその動きを真似しようとしても難しく、しかるべき”筋肉トレーニング“で鍛えていくことが必要となる・・・・といのが基本コンセプト。
過去の発音レッスンが全く役に立たなかった事がストンと腑に落ちました。
レッスンでは、(写真のように)復習用の録画も兼ねてPCの画面で自分の口の動き等も確認しながら、先生の指示に沿って単語等を発音していきます。
それを佐久間先生が眼光鋭く、私の口の形、舌の位置・形状、姿勢等を細かくチェックし、顔や首の筋肉の使い方等の弱点を焙り出してくれます。
その観察の詳細度は、「肘が3cm下がってる!」とか指摘する昔ながらの職人風打撃コーチのよう。
私の場合、具体的には、
「舌先が歯の中に落ちてるので、歯の上にちょこんと乗せるように。」
「舌から力抜いて。もっとボテッとした塊状になるように。」
「舌の奥があがって響きが悪くなってるので下げて。」
「口元の右側が緩んで口角が少し広がってるので、もう少し頬の筋肉に力をいれて」
などなど。
これまで自分の発音にちゃんと向き合うことが無かったのですが、「本来あるべき音」を自分の頭に響かせると、自分が「正しい発音」とイメージしていた音と途轍もなくかけ離れてている事に驚かされます。
入口となる音の認識にこれだけのズレがあれば、聞き取りがちゃんとできるわけないのは当たり前・・・と痛感させられます。
本メソッドの素晴らしいのは、弱点の指摘だけに留まらず、弱点克服のために必要となる筋肉を鍛えるためのトレーニングを明確に指示して頂ける点。
例えば、私の場合
・下顎の筋肉を鍛えるため、キス状の口で下唇のみを上下させるトレーニング(th音等のために必要。)
・力を抜いたまま舌を前後、上下に動かすトレーニング(R音等を出すために必要)
・喉仏を上下させるトレーニング(K音等を出すために必要)等々
いずれも鏡を見ながらやりますが、一つ目のトレーニングは“キスを迫るキモイおっさん”のようになります(笑)。
まだ基礎編的なところですが、今後自分の発音、リスニングがどのように変わっていくか大変楽しみです。
リモート苦手な私は、リアルでのレッスンをお願いしてますが、リモートでの受講も可能とのこと。
英語力アップを課題とされている方に大変オススメです。(ご興味のある方は無料の体験レッスンを是非)
https://www.humming.co.jp