できの悪い私は妹といつも比較されていました。母親としてはそんなつもりはないのでしょうが・・・。
比較されればされるほど、私は反抗して親のいうことはちっとも聞かずに育ってきました。
中学か高校生のころ「何、いつもみゆきちゃんばっかり、いいいいって言って比べて!他人にみゆきちゃんは本当にいい子で言うこと聞くけど、お姉ちゃんは・・と言わなくてもいいやん(北九州弁です)、みゆきの方がかわいいんならそれでいいやん!」と怒鳴ったことがあります。
そのときの母は「2人同じように育ててきたのに、比べたりなんてしてないよ。そんなふうに思っていたなんて」と涙を流しました。
涙をみて、「しまった、言い過ぎた」と思ったけど、後戻りもできず、知らん顔していました。
そのときの場面を今でもはっきり覚えています。
母になってはじめて親のありがたみがわかるといいますが、母になってはじめて子供の気持ちをくみとることの大変さを知りました。
「怒鳴ることがしつけではない」「怒られて子供が動くものでない」と自分の子供だったころを振り返ると、わかるはずなのに・・・・そんなこと忘れて、わが子を目の前にイライラ怒鳴っているのでした。