(18)生後3か月、再び入院。原因はわからないまま
生後3か月になっても、状況は変わらなかった。
「やっぱり、何かおかしい」
そう考えた私たちは、娘を再び入院させることにした。
今度はMRI検査を受けたり、遺伝子を調べたりと、あらゆる検査が行われた。
まだ生後3か月の小さな体に、いくつもの機器を貼り付けて検査を受ける娘。その姿を見るのは、親としてつらいものだった。
先生や看護師さんたちも、哺乳瓶を見ただけで、ここまで激しく拒否する赤ちゃんは見たことがないと驚いていた。
不思議なことに、母乳なら、あまり出ていなくても、いつまでもくわえている。
それなのに、ミルクは飲めない。
いったい、なぜなのだろう。
さまざまな検査を受けた結果、結局、異常は見つからなかった。
「なぜ飲まないのか」 「なぜ、こんなに吐いてしまうのか」
原因はわからない、というのが病院からの回答だった。
いくつかの病院で診てもらったが、どこでも答えは同じだった。
最後に残された方法は、あまり出ていなかった母乳を、何とかして飲ませられるようにすることだった。
そこで、今度は私自身が通院し、母乳マッサージを受ける日々が始まった。
仕事を休むわけにもいかず、女性の生徒さんにお願いして、娘の香奈を片手に抱きながらレッスンに入ることもあった。授乳しながらレッスンをする日もあった。
どうすれば飲んでくれるのか。 どうすれば大きくなってくれるのか。
原因がわからないまま、試行錯誤する毎日。
ただただ、心の中で願い続けていた。
「頑張って、大きくなってね」
それが、当時の私の一番の願いだった。