とにかく、怒ったように泣き続ける娘。
不思議なのが、外にでたとたん泣き止むのだ。玄関先まで連れていき、外に出るのが分かった瞬間泣き止むのだ。
外に出して「寝たぞ」と喜んで連れて帰ったとたん、目をさましまた泣き出す。
私たちは、どうしたら泣き止むのかいろいろな方法を試した。
ある時は水の音に反応して泣き止む。
しばらくは、泣く時はお風呂場に連れて行ったり、水を流しっぱなしにしたりしてしのぐ。
そして、水の音作戦がだめになったら、次はスーパーの袋をくちゃくちゃにする音に反応して泣き止むことを発見。
・・・こんな調子であらゆることを試し、あやすのに苦労した。
そんな子供につきあいながら、仕事をする主人はノイローゼ−気味にもなった。
喧嘩も沢山した。
男の人なのに、育児に携わるはめになり、かわいそうに。
主人は疲れ果てていた。私がこの仕事をしていなければ、主人が育児に、しかもこんな手のかかる子供の育児に参加することはなかっただろうに。
それでも、文句を言うことなく、泣き叫ぶ娘を抱きかかえる主人なのでした。