海外留学

留学27真似できないBrazilの発音、逃げ出したい・・・

通訳学校初日の授業。英語で自己紹介です。が、なんと自分の自己紹介ならまだしも、隣の人が話した日本語を通訳しないといけません。みんなそれぞれ、「福岡の出身です。10年前にアメリカへ来ました」と話しています。私は心の中で、「うん、それぐらいなら英語にできるぞ」と緊張しながらも順番を待っていました。いよいよ私の番です。私の隣の人の言った言葉は、「ブラジル出身です」。私は「I’m from Brazil.」と自信をもって言いました。

ところが、間髪いれずT先生から、「No, Brazil Brazil repeat after me」と何度もBrazilの発音を直されました。

直されたというより、真似しろ!でした。

ところが、真似ができない私は言えません。10回以上 Brazilと発音させられました。

だんだん頭に血が上ってきました。私だけ・・・という恥ずかしさ、言えないからやめてよ、という苛立ち。

そしてT先生は私の発音を直すのをあきらめました。

その表情は今でも忘れません。発音をしつこく言われたため、その日私が声にした英語は『Brazil』だけでした。かなしー。

 留学した当初は、ネイティブに言った”when”が何度言っても通じないことはありました。

しかしその時は、そこまで自分の発音が悪いんだと思いませんでした。

しかも、こんな簡単な単語・・・(ところが発音を教えていて思いました、簡単な単語ほど発音は難しいんですよ。what where woodなど“w”で始まっている単語、正しい発音で伝えるのって難しいんです。)

当時はなぜ通じないかという理由も当然わかりませんでしたので、「きっと周りが騒がしいからよく聞こえなかったんだ」と勝手に理由つけて自分を慰めていました。

 その後、私の発音の悪さを指摘したのが、日本人であるT先生でした。ネイティブに伝わらないならまだしも、日本人からの指摘でしたのでショックでした。

通じない“Brazil事件”後の通訳学校での授業は・・・悲惨でした。

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まゆみ
まゆみ
ハミング発音スクール代表の佐久間まゆみです。