ハミング発音スクール 誕生秘話

85.講師養成の難しさ

2003年の時の私の思い:
ロスに滞在して、発音矯正に携わって12年。

今まで多くの人の講師育成も行ってきた。4、5年前までは、ロス本家がやっていたやり方と同じく、在籍する生徒さんに声をかけて、「先生目指してみませんか?」というスカウトをしトレーニングに入っていた。

また、生徒さんから「先生になりたいのですが」という声もあり、そのままトレーニングを行うケースもあった。

多くの先生志望の生徒さんにとって魅力だったのは、習っているよりも自分自身が教える立場になれば、自分の発音も上達するという点だったようだ。

確かに、習うより教える立場になったほうが、発音は飛躍的に上達する。

でも、自分の発音上達だけが目標だった場合、トレーニング途中、また、実際にレッスンを担当するようになって続かなくなり去っていった講師も多い。「まゆみ先生の厳しいトレーニングのやり方が合わない。」といって去った人も多くいる。

「こんなに大変な、そして忙しい仕事だと思わなかった。」と去った人もいた。

レッスンを立て続けに担当すると、かなりの疲労だ。

1日中コンピューターに向かっての事務職もかなり大変で疲労を感じると思う。

しかし、講師として生徒さんと対で1日中レッスンを担当するのは、まったく違う疲労感だ。

12年近くやっている私でさえ、連続でレッスンを担当すると、1日の終わりに近づくころには疲れで冷や汗が出て来る時もある。

また、初心者であればあるほど、コメントの量も一緒に発声する時間も多く疲労度が増す。

それでもレッスンをやっていけるのは、レッスンをしていて「楽しい」「上手くなって嬉しい」と思えるからだ。そうでなければ、苦痛になってくる仕事だと思う。ただ単に、自分の発音上達だけのためでは、いい講師にはなれない。

そういう経緯から、いつ頃からかしっかり腰を据えて、発音講師としてやっていける人でないと本人も辛いだけだと思い、専属ボイストレーナーとして採用するようになり、何人かの正社員ができてきたのだ。

ABOUT ME
まゆみ
ハミング発音スクール代表の大庭まゆみです。