ハミング発音スクール 誕生秘話

59.悪夢の3日間・2日目その6 「もう学校は閉めなさい。」…

2日目の夜、O氏との話し合い後、夜中からまた父と主人と3人の話し合いがはじまった。

すでに丸一日24時間寝てない私たちは、頭がボーとしていた。父はやはりハミング発音スクールを継続することには反対した。「もうどうしようもない、あきらめなさい。」という父の言葉。私はこれまでのことを振り返っていた。

留学して、発音の壁にぶつかり、挫折を味わった。カタカナ英語でもなんとかなったのだろうが、自分の発する英語に自信が持てなかった。

1992年のそんな時、ロスで、ハミングバードに出会い、何を間違ったか講師になり働くようになり、私と同じような挫折感を味わった人たちとも沢山出会った。

私が発音を教えたからといって、急にペラペラしゃべれるようになったわけでもない。

ただ、単語ひとつが英語らしくなった、HELLO一言がすごく英語っぽくなった。

ほめられた。そして、しゃべることが楽しくなった。という生徒さんからの小さいけれど大きな喜びの声を聞けることが嬉しくて仕方がなかった。

留学すれば、英語もペラペラに発音もネイティブ並みになると思っている人も多いでしょう。

確かにそういう方もいるかもしれません。でも留学前に日本で、そして英語というものに触れた早い時期に、この発音をマスターできれば人生変わるのではないかと思うのです。

だからこそ、ロスでなく、日本で多くの人に伝えたいと夢を抱き上京してきた1997年。

ロスにいるときから、10年近く、発音にどっぷり漬かって頑張ってきた。

成功をおさめているわけでも、何でもない。

けれどこの小さな代々木の学校に、楽しそうに通ってきてくれる生徒さんがたくさんいる。

この生徒さんたちの笑顔を、一人また一人と思い浮かべると「なにがなんでもがんばろう!」「でも、もう限界。みなさんごめんなさい!」と気持ちが揺れ動いた。

「もう学校は閉めなさい。」との父の言葉。

どこにそんな涙があるの?というぐらい一晩中泣き続けたのでした。

ABOUT ME
まゆみ
ハミング発音スクール代表の大庭まゆみです。