ハミング発音スクール 誕生秘話

28.大人の裏表な世界…

大宮駅から徒歩5、6分だろうか。

今は誰も使ってないという教室のようなオフィスがあった。

T氏は50代ぐらいだろうか、確かにFC(フランチャイズ)ノウハウはあるような話ぶり。
すごいパワーで一方的に話す。「この場所は使っていないから、好きに使いなさい。維持費は心配しなくていから、明日からでもやりなさい。 」とこちらが口を挟む間もなく話し続けた。しかし、あまりにもよすぎる話。

逆に私は引いてしまった。

そのまま返事はせず、何度かT氏にお会いした。

社長様は「T氏に任せれば大丈夫。結果報告はよろしく。」

と、アメリカに帰っていった。

ある日、ひょんなことから、大宮の教室の真のオーナーという人に出会った。

T氏がオーナーと聞いていたのに??? 

彼いわく、T氏とともには大宮でコンピューター関係の仕事をしていたが失敗。

T氏のFCに参加し、仕事を立ち上げ、半年で倒産してしまったらしい。

そんな時、「留学から帰ってきた女性が、英語学校を開きたがっているので、オフィスを貸せばいい。」と提案したそうだ。

そして、その話の続きはこうだ。「留学から帰ってきたって、この世の中仕事なんてないんだから、3ヶ月で20万円ぐらい払えば喜んでやるよ。

あたればラッキーだ。」という話をしていたらしい。

確かにそれは現実かもしれない。

5年も留学して、ただ「英語がしゃべれます」という人は捨てるほどいる世の中だ。

日本企業は下手に留学かぶれしている人は雇いたくない、という話もよく聞く。

だから仕事先なんてないに決まっていると、思われても仕方がないかもしれない。

それにしても大人の世界は裏表がありすぎる。ショックを受け、それ以後、T氏とは会わなかった。

ABOUT ME
まゆみ
ハミング発音スクール代表の大庭まゆみです。