170.生意気な新人講師、反感を買う

 アメリカで発音の講師をしていたころの自分を思い出すと、一言「後先何も考えず、無謀だったな」と思います。当時はアメリカの大学に通いつつ、通訳の学校にも通い、そしてコンプレックスだらけの発音講師をしていたのです。本業は学生なのですが、講師として出社しているときは、我が物顔で、まるでフルタイム正社員のように働いていました。

言われことだけを聞いて、黙々働くことができたのは、最初の1ヶ月。私の性格からして1ヶ月が限界だったようです。

慣れた頃から、「こうしたほうがいい」「あーしたほうがいい」「私が生徒だったときはこんな嫌な気持ちになったから、こう変えたほうがいい」と生意気にもロスのハミングバードの社長に直々にお伝えしていたのです。

お伝えしていたというのは言葉がきれいすぎます。

訴えていました。

しまいには、喧嘩ごしになっていたこともありました。

生意気な22歳の小娘でした。幸いにして、ロスのハミングバードの社長は私の訴えに2時間も3時間も付き合ってくれて話はよく聞いてくれました。

さて、周りの反応は?私の行動をいいと思ってくれる人たちと、「長い間こうしてきたのに、何をいっているの?」と冷たい反応の人たちと、二分したのでした。

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