52.悪夢の3日間・1日目つづき…

私は私のわかる範囲のことを代理の方に話しはじめました。
まず発音講師について。
「発音の先生は『英語が話せるから明日から先生やってください』や塾のように『英語が得意なので、はい教壇にたってください』というわけにはいきません。
また『発音に自信があります』と、流暢な英語を話す人がいい講師として教えれるかというと、そうでないことがとても多い。

自分で発音ができるのと、教えられるのは全く別問題なのです。

1999年の時点で30人以上の講師を育成してきましたが、厳しいトレーニングに辞めていった人、想像していたよりも難しいと感じ辞めた人が多くいました。

また、発音を教えるのには、とてつもない忍耐力も必要になってきます。

忍耐力を持って、生徒さんの上達に喜びを感じられなければレッスンを担当するのは苦痛で仕方がないと思います。

そんなこんなで途中で辞めた人は沢山います。

それだけ発音講師を育成することは大変かと思います。」とその方にお話した。

その方もやっぱり人材育成は一番簡単に考えていたようで、3ヶ月後にはハミングバードを開校する予定でもうすでに広告を始めているという。

2000年1月からニューヨーク、ハリウッド、ワシントン・・・各地でハミングバード開校の宣伝を、自社の日本人向け新聞で始めるそうだ。

しかし、この講師育成の難しさを聞いて、不安に感じ始めたO氏。

結局、その日のその話はそれで打ち切られ、明日に持ち越すことになった。

その日の夜22時ごろ、父が福岡から駆けつけた。

それからが大変だった。終わりのない議論とともに、長い夜が始まった。

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